① 修繕積立金が極端に安すぎる(=将来値上げ・一時金リスク)
修繕積立金が “異常に安い物件” は要注意。
理由は簡単で、将来の大規模修繕の費用が足りず、値上げ確定だからです。
- 相場:㎡あたり150円〜250円程度
- これより大幅に低い場合は危険信号
➡ 将来「一時金数十万円の徴収」が発生する可能性も大。
② 管理組合の財政状況が悪い
- 長期修繕計画が未作成
- 修繕積立金の残高が少ない
- 滞納者が多い
- 管理費会計が赤字
これらは 建物の維持ができず、資産価値が落ちる 大きな要因。
➡ 重要事項調査報告書で必ず確認すべきポイント。
③ 管理会社が機能していない(清掃・設備点検が雑)
- 共用部が汚れている
- 掲示板が荒れている
- エレベーター点検記録が不十分
- 夜間の騒音・マナーの問題が多い
管理が甘い物件は、
治安が悪化 → 住民の質が下がる → 資産価値が落ちる
という負の連鎖を起こしやすい。
④ 大規模修繕を予定より遅らせている物件
「10〜12年ごとに実施」が一般的ですが、
15年・20年放置している物件は注意。
放置している理由は…
- 積立金不足
- 管理組合の機能不全
- 修繕計画がない
➡ このタイプは 外観は綺麗でも“内部はボロボロ” のことが多い。
⑤ エレベーターがない中層階マンション(3階以上)
5階建・6階建でエレベーター無し物件。
住むのも大変、売るのも大変。
さらに…
- 高齢化
- ベビーカー世帯が避ける
- 価値が下がりやすい
➡ 2階までならOK。3階以上は慎重に。
⑥ 過去に“事故”や“裁判トラブル”がある物件
- 住民同士の裁判
- 共用部の瑕疵トラブル
- 管理会社との紛争
- 重大事故(告知義務あり)
一度トラブルが出た物件は
イメージで売れにくくなり、値崩れしやすい。
⑦ 住民の高齢化が進みすぎているマンション
一見デメリットに見えないが、実は危険。
高齢化が進むと…
- 管理組合の役員が決まらない
- 修繕積立金の値上げに反対される
- 建物の老朽化が加速
- 将来の空室リスクが高まる
➡ 若い世代が入りづらい物件は避けるのが無難。
⑧ ゴミ置場・駐輪場が荒れている(民度低下のサイン)
ゴミ置場や駐輪場を見ると、
そのマンションの“住民の質”がほぼ分かります。
- ゴミ出しルールが守られていない
- 自転車が倒れたまま放置
- 不法投棄がある
こういった物件は 資産価値が下がりやすい 傾向にある。
⑨ 立地に問題がある(資産価値に直結)
以下のいずれかに当てはまると、基本的に値上がりしない:
- 駅徒歩15分以上
- バス便のみ
- 高台すぎる / 坂道が急
- 商業施設やスーパーが遠い
- 幹線道路沿い(騒音)
- 夜道が暗い
中古マンションは“立地が命”。
建物より立地で決めるべき。
⑩ 将来の再開発エリアから外れている
これも将来的な価値を左右します。
- 周辺は老朽化
- 大型再開発がない
- 人口減少エリア
- 地価が伸びない立地
➡ 一方、再開発があるエリアの物件は
買ってから値上がる ケースが多い。
【まとめ】
この10項目は“資産価値が落ちる物件”の共通点です。
中古マンション選びで最も大事なのは…
❗「買ったあと資産が落ちにくいかどうか」
❗「安心して長く住めるかどうか」
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